ここでは、AppleScriptで利用できる画像処理・DTPソフトウェアを紹介します。
フォトレタッチソフトの定番、Adobe Photoshopがバージョンアップしました。前バージョンまではプラグインで実現されていた機能を本体に実装したり、新たな機能を付加したりと、さらに高機能なソフトウェアに仕上がっています。
今回実装された新機能の目玉に「アクション」がありますが、これはPhotoshopに内蔵されたマクロ機能です。前バージョンまではPhotoshopの自動化というと、「CE QuicKeys」や「PhotoMatic」によるユーザの動作をトレースするタイプのものしかありませんでしたが、この方法ではパレットの位置がちょっとずれただけでうまく動作しなかったり、柔軟な作業内容をこなすには難がありました。しかしこの「アクション」では、メニューやパレットの操作を実行するだけでなく、ユーザの操作を記録することもできます。
この「アクション」はAppleScriptに対応しているため、Photoshopの諸機能をAppleScriptで操作することができます。ただし、現在のところ「Do Script」によってアクションを開始できるだけなので、完全な自動化を行うのはまだ無理ですね。これは今後のバージョンアップで改善されていくでしょう。
ともあれ、やっとPhotoshopがAppleScriptから利用できるようになりました。スクリプトユーザとしては喜ばしい限りです。
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非常に有名なJPEGフォーマット画像ビューワです。対応画像フォーマットはPICT, JFIF, GIF, startup screen, TIFF, BMP, MacPaintと、「clip2gif」を上回っています。AppleScriptに完全対応しているため、画像処理を行うAppleScriptユーザには必携のソフトになるでしょう。サンプルスクリプトも添付されているため、容易にスクリプティングを始めることができます。
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画像の保存形式を変換するためのソフトウェアです。PICT、TIFF、GIF、JPEG形式の画像を扱うことができます。「GraphicConverter」の方が高機能ですが、何せこちらはフリーウェア。再配布も自由なのでとても気軽に使用できます。ホームページ制作などで大量の画像ファイルをGIFに変換する場合などには非常に便利。クリップボードの画像を直接保存することもできます。スクリプティングは容易で、添付されているサンプルを見ればどんな風に使うのか一目瞭然です。画像を扱うスクリプトユーザは必携でしょう。
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モデリング性能に定評のあったShade｡シリーズの後継ソフトウェア。3DのCG製作用ソフトウェアとしては珍しく、AppleScriptに対応しています。今回のバージョンではスクリプト命令がさらに拡張され、スクリプトによる作業の自動化や専用ユーティリティの開発が容易になりました。製品のCD-ROMにはサンプルが収録されていますので、自作のスクリプトを組む際には参考になると思います。
同製品には「Professional」と「Personal」の2種類がありますが、いずれもAppleScriptに対応しています。PersonalはProfessionalにくらべレンダリングやプロセッサ関係などいくつかの点で機能が劣りますが、その値段から考えると非常にコストパフォーマンスの高い製品です。3DCGに興味のある人は購入してみるといいかもしれません。
尚、Shadeは一部日本語表現形式のスクリプティングに対応していますが、実用に耐えるレベルではないようです。
Meak Digital Graphics
開発元サイト http://shade.ex-tools.co.jp/ http://www.ex-tools.co.jp/
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DTPソフトの代表格。その機能の大部分がAppleScriptに対応しており、様々な処理をスクリプトで行うことができます。詳しくは、以下のページを参考にして下さい。QuarkXpressユーザ必見です。
倉持哲也のホームページ
I Love Scripting (AppleScript)
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JFIF（JPEG）ファイルのコメントを扱うためのユーティリティーです。圧縮画像そのものは扱わないため、すばやくコメントを変更することができます。AppleScriptに対応しているので、大量の画像ファイルを一括処理するのに最適です。
最新情報
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機能のすべてがAppleScriptから制御できる、ムービー編集ソフトウェアです。簡単に言えば、AppleScriptで制御可能なムービー編集用エンジンと、それを制御するためのユーザ・インターフェイスを合体させたようなもの。これぞAppleScript対応、という仕様のアプリケーションです。当然レコーダブル！ですね。もとよりAppleScript専用に製作されているため、Finderのスクリプティングと同様にスクリプトを組めます。
現在はまだ一般的な編集機能しか備えていませんが、今後のバージョンアップに期待できます。開発元にはぜひ頑張ってもらいたいですね。これからムービーを作ってみたいというAppleScriptユーザなら、必携のソフトだと思います。
最新情報 上記のホームページでは、パッケージの解説だけでなく、MovieScriptを使ったサンプルスクリプトの紹介や技術サポートなども行うようです。現在（97.3.5）はまだサンプルスクリプト・技術サポートともに工事中ですが、近々完成すると思います。
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