起動項目はないけれど… 1997.11.19

 BeOSには、MacOSでいう「起動項目」フォルダというものがありません。その代わりに「boot」というディレクトリがあります。ユーザの使うのは/boot/home/config/boot/の方で、この中にある「UserBootscript」というファイルにシェルスクリプトを書くことで起動動作を設定します… というとなんだかひどく難しそうですが、単にアプリケーションを起動するくらいのことなら簡単に書くことができます。

 まあ、アプリケーションのフルパスを「UserBootscript」ファイルにエディタで書き込んで、とりあえず実行してみれば分かります。例えば、

 /boot/home/myApp/NumLock

 てな文字列を書き込むだけでいいわけですよ。これをconfig/boot/に保存して、OSを再起動してみて下さい。ちゃんとそのパスで表されるアプリケーションが起動するはずです。

 え、ファイルの内容を試すためだけに再起動するのは嫌? それもそうですね。そういうときは、Terminalを起動して、とりあえず次のような命令を書いてみて下さい。

 sh /boot/home/config/boot/UserBootscript

 これで、ファイルの内容が実行されます。簡単でいいでしょ?

 まあ、上のやり方だとアプリケーションの場所がかわっただけでファイルの書き替えが必要になるので、本当はアプリケーションのクリエータを使って起動するアプリケーションを指定した方がいいんですけどね。まぁ、その方法についてはまた後日ということで。


雑記のインデックスへ戻る
Top pageへ戻る
このページに関するお問い合わせは、karino@drycarbon.comまで。