PalmVx日本語版 Hardware編 2000.05.01

 使いはじめてから1週間以上たち、ほぼPalmIIIの頃と同じように使えるようになりました。で、今回はBeLab.初、写真を添えてのレポートです (^ ^;


1. Hardware

1.1 Body

 まず、外見はこんな感じです。

palmVx日本語版


 写真では今一つ分かり難いですが、綺麗なシルバーの外殻です。手に取ると、非常にバランスが良く、保持しやすいデザインになっています。長時間文字入力を行なっても、あまり疲れを感じません。付属の液晶カバーもそんなに安っぽくなく、十分実用に耐えます。

 PalmIIIに比べ最大の改善点は、液晶の視認性が向上したことでしょう。本体が自宅に到着して初めて電源を入れた際、表示された文字が液晶保護のシートに印刷された物ではないかと誤認した程です。これだけでもPalmVxに乗り換える価値があると思うくらい、クリアな画質ですね。

 液晶のバックライトは、PalmIIIの「文字以外の部分が光る」タイプから「文字そのものが光る」タイプに変更になっています。つまり、画面が白地に黒の文字と考えると、以前のものが「白地が緑に光る」状態だったのに対し、今回の液晶は「黒の文字が緑に光る」状態だという事です。これは好みの問題もありますが、視認性はよくなっているように思います。

 個人的には、グラフィティエリアの文字入力部分(数値入力ではない方)が狭くなったのがちょっと残念です。アルファベットの方が数字より複雑なので、できれば英語版と同じ大きさの方が良かったですね。まぁ、それほど不都合はありませんが。

 PalmIII英語版と比較すると、グラフィティエリアの右側の「Calculator」ボタンが「キーボード」に変更されていますが、これはちょっと余分ですね。私はソフトウェアキーボードを全く使わないので、せめてこのボタンに他のアプリケーションを指定できるようにして欲しかったです。以前は計算器のボタンにJ-Infoを指定してたんですけど…

 動作速度は、PalmIIIに比べ格段に速くなっています。特に検索が高速になったため、予定やメモなどから目的の記述を探すのが随分と楽になりました。これで「次を検索」する機能が付いたら、もういう事ないですねぇ。


1.2 Stylus

 付属のスタイラスはこんな感じ。

Stylus


 本体同様、シルバーの軸が印象的です。この写真では潰れてしまって見えませんが、側面に「www.palm-japan.com」と書いてありますね。先端部分の弾性調節が可能で、リセットピン、ボールペンの付属した多機能なスタイラスです。私はこれが付属していると知らなかったので、本体と一緒に純正のPalmV用スタイラス3本セットを予備として購入してしまいました。お陰で、うちには本体に付属している2本を含めると6本のV用スタイラスが転がっています。…ちょっともったいないですね (^ ^;

 ボールペンはスタイラスの上部にあるため、ペンでグラフィティエリアを引っ掻いてしまうミスは防げます。…ちゃんと注意していれば、特に問題ないんでしょうけど。


1.3 Leather Belt Clip Case

 これはPalmVx日本語版に付属する物ではありませんが、今回同時に購入したので紹介します。

Case

 Vx用の純正ソフトケースです。色は黒。裏側にベルトクリップが付いており、ベルトへの装着が簡単にできます。大きさはVx本体よりひとまわり大きく、中に本体をすっぽりと収納するようになっています。液晶保護カバーを装着した状態でも、少々きつくなりますがちゃんと入ります。

 PalmIIIを使っていた頃は「Flip Case with Belt Clip」を使っていたのですが、液晶保護とベルトへの装着はできるものの、本体の保護能力がほとんどなく、また使っているうちにベルトクリップとケースの脱着部分が緩くなって本体が脱落しやすくなる等、いろいろ問題がありました。今回のケースに関しては、本体の出し入れが面倒ではあるものの、構造上脱落がほとんど考えられず、本体の保護もきちんとできているため、非常に安心感があります。

 他に問題を挙げるとすれば、ベルトクリップがケースの真ん中に位置するため、ベルトに装着した際ケースの位置がかなり高くなることでしょうか。前かがみになると、ちょっと腹部を圧迫してしまいます。ただ、このお陰で車の運転時にシートベルトでVx本体が圧迫されずにすむし、ズボンの前ポケットが使い易くなったりと、悪い事ばかりではないのですが。

1.4 欲しいHardware

 出先でメールチェックをしようと思えばSnapConnectまたはModemが欲しいのですが、SnapConnect for Vxはまだ発売になっておらず、Modemも動作に問題がある(解決策はあるようですが…)とのことで、かなり悩んでいます。携帯にメール転送するという方法もありますが、携帯のメモリ容量を考えると非現実的ですし…

 そういえば、PalmModemはアメリカ国内なら携帯に繋いでPalmConnect同様に使えるんですよね? それなら、それと同等の製品(携帯につなげられるModemか、電話線につなげられるPalmConnect)を作ってほしいですね。あ、CFカードタイプのPHSが登場したそうだし、そのカードを接続するための小さなハードウェアを作ってくれると嬉しいかも。なんにせよ、かさばらず、手間も必要なしにネットワーク接続できる環境が、はやく整ってほしいです。

1.5 結語

 以上、PalmVx日本語版のHardwareに関する簡単なレポートでした。次回はSoftware編の予定(は未定)です。

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